10月に入り朝晩はけっこう涼しくなりましたね。
晴れた日中はまだ暑いので寒暖差に身体がついていかない感じです。
今週から夏物のご依頼が一気に増えてきました。
中でも一番多いのは白系の衣類。
夏の定番でもあるのですが、一番汚れが目立つというか何故か必ず汚れる白。
自分の経験上、着ている本人も気がつかないシミがついているのが白です。
ひとえに白といってもオフホワイトやアイボリーホワイト、微細ですがやや赤みがかったものや青みがかっ
たものまでいろいろです。
付着しているシミはおおよそ黄〜茶色。もしくは黒。
白に黒は当然よく目立ちます。
黄色は目立たないような気がするのですが、人間の目は他色との相対的に黄色を感知しやすいらしいので意
外と目立って見えるのはそのせいみたいです。
黄ばみの原因はいろいろありますが、よくあるのはしばらくは透明で目に見えないものがついていて時間の
経過と共に次第に酸化して黄色く変色してくる現象です。
子供の頃やった経験があると思いますが、「あぶりだし」と構造は一緒です。あとリンゴの切り口が茶色く
なる現象も同じです。あれが衣類上で起こっているのです。
だから汗がついたのに放置しておくと黄ばんでくるのです。
酸化が進めば進むほどキツいシミ抜きが必要となりますので、汗かいた衣類は早めに洗濯してくだい。
黄ばんだ白を白くするのはとても気持ちいいシミ抜きの一つですが。