昨年、秋頃に注文をした椅子がようやく我が家にやってきました。
市内にある工房「齋」さんで制作していただきました。
工房に展示してある椅子に座った瞬間に「コレだ!」と感じたのですぐに注文しました。
パッと見た印象は、あまり興味の惹かれるデザインではなかった(失礼)のですが、座った瞬間でした。
特徴として、座面は布らしきものが編まれていたことがデザインではなく座り心地を重視されています。
なんだろう?この妙なフィット感は?
編まれている布らしきものは「真田紐」というものでした。
まったく知らなかったので調べてみると、
むかし、武士の兜や鎧、刀を結びつけるために使われていた紐らしいです。
素材は綿やシルク、丁寧に織られたカラフルな工芸品というイメージ。
それを椅子の座面に使うなんて‥‥
ハートを鷲掴みにされました。
首を長〜くして待ちわびた椅子と対面した時に思わず、
「キレイな椅子!」と言ってしまいました。
木部のなめらかに仕上げられた佇まいといい、真田紐の色といい、それでいて気持ちのいい座り心地。
これぞまさしく職人技。
とてもいい刺激をいただきました。
職人ならこう思われる仕事でありたいと思いました。
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